綱島慕情

横浜 - 渋谷

裏窓

そしたらさあ、覗いてたへやでさー

なんてことのない話をむすめとしながら川原のみちをあるいていた。

その続きみたいというのでブルーレイを買い、観賞。

あと調子にのってバルカン超特急も。

こんどはめまいを見ることになった。自分の大好きな映画に興味を、もってくれて一緒にみれるのはなんとしあわせなんだろうか。

目黒/東京上空、いらっしゃいませ/

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目黒シネマ

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目黒シネマ

先週末は目黒に、「東京上空、いらっしゃいませ」を観に出かけた。

相米慎二監督の作品で上映当時に観て好きな映画となり、それ以来何度かみている。なにやらDVDが出回らずアマゾンで、その値段は高騰しているようだ。大きなスクリーンで観れるのを楽しみにいった。同時上映ももちろん楽しみだったのだが予定があり、一本観た後目黒シネマを後にした。同時上映はこれまた好きな映画ばっかりだったので少し残念だった。目黒シネマの上映作品にはドンピシャすぎて脱帽する。選考しているのは、同じくらいの世代のかたなのだろうか。きっとそうにちがいない。

この映画が上映されたときは高校生だったおもう。何度か見直しているのだけどなんでだかわかった気がした。ひとつは、牧瀬里穂みたさだったおもう。今見てもみずみずしい演技で新鮮だった。もう一つは、中井貴一が住むマンションが魅力的だったからだ。下の階に恋人の毬谷友子が住み、ベランダ越しにやってくる、部屋には好きな楽器と、本雑誌。今回もその設定を楽しんでしまった。

あれから上京して、相米慎二監督がお亡くなりになり、遺作の「風花」を渋谷に観にいったのをうっすら思い出した。長回しが映画にどういう影響を与えるのか、自分にはよくわからないけど、好きな映画のカップルはと聞かれたなら、「中井貴一牧瀬里穂」「浅野忠信小泉今日子」を真っ先に思い浮かべると思う。

この映画の撮影地が、まとめられていたので興味深く拝見した。

いろんなロケ地がもうなくなってしてすこしさみしい。

相米慎二「東京上空いらっしゃいませ」ロケ地巡り

 

神泉のイタリアンでお友達のお祝い。美味しい食事でした。

先週から食事会が立て込み、断食で減った分、戻してしまった。

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神泉リト

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神泉リト


 

桜 / ラストタンゴ・イン・パリ / ヒッチコック

会社帰りに恵比寿から中目黒まで歩く。

金曜ということもあり、花見のひとでごった返していたが中目黒の桜はやっぱりきれいだった。土曜日、学芸大学の古本屋「流浪堂」でヒッチコックの本を買い込み、恵比寿に。

ラスト・タンゴ・イン・パリ」のデジタル・リマスターの上映があるとしりかけつけたのだ。以前にもみたことがあるが、序盤で退屈になりそのままレンタルを返却してしまった。問題作、衝撃作と言われるが結局ピンとこないまま10年以上が過ぎてしまった。40をゆうに超えれば楽しめるのだろうか。劇場はまばらで良い席でみることができた。

途中、やっぱりピンとこなくて寝てしまいそうになるが、今回は最後までみれた。確かによかった。なにが楽しめた要因なのかって、ノーランがインセプションで大いに参考にしたというっていたのを聞いたがまさにというかんじであったところ。撮影場所もインセプションで出てきたところであったし、なにより古いエレベータを演出でつかうところもそうだ。しかし、フランスは絵になる街だった、街全体が映画のセットのようだった。ウッディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」でもフランスの町並みはよかった。自分にフランスの町並みが素敵だという感情があるとは到底思えなかったのだがこれも老いというものだろうか。マンションの古びた家具もすてきだった。

あと、序盤から一気に2人の関係がたかまり、終盤一気に冷めていく展開が人間的だったところ。なにかに惹かれるのはミステリアスだったり、気になったりして感情が持って行かれる、それを惹かれるなどというのだろうけど、全部しったら、しってしまったらだいたいにおいて退屈でどうしよいもない、どこにもいる人間同士であってそれは、「惹かれる」に値しなくて最終的に途方にくれるのだ。

最後、マーロン・ブランドが噛んでいたガムを口から出して手すりにつけるのはアドリブだったとかなにかで読んだ気がする。あれはどういう意図があるのだろうか、いやないのかもしれない。そんなところもありみる前、みた後も想いが巡る映画だ。

 

平成最後の春に

娘とでかけた。

三人で渋谷でケーキを食べて、映画をみて、ビレッジバンガードを覗いて、食材を買って帰ってきた。ラザニアを作って妻を待つ。

帰ってきた妻はご機嫌で、美味しい美味しいといって頬張っていた。

今度から写真もまめにとらなくては、ラザニアの写真、撮り忘れた。